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院長インタビュー

地域に根ざした医療を提供
全世代の健康管理をお手伝い
庄内駅前でクリニックを開業した理由は?

豊中市は全体的に健康意識が高い地域なのですが、南部に内視鏡検査のできるクリニックが少ないことが気になっていました。庄内には幅広い年齢層の方が住まれており、学校や会社に通う方も多く集まる活気のあるエリアです。
「皆様の身近で病気の予防に努めたい」という想いで開業を決意したので、より多くの患者様の健康管理のお手伝いができる場所として、この地をクリニックの開業地に選びました。
患者様の年齢層や特徴は?
実に幅広い年齢層の患者様にご来院いただいています。開院当初はご高齢の方が中心になるのではないかと予想していましたが、実際には20~30代の方も多く、お子様連れの方も多数いらっしゃいます。
内視鏡検査というと年配の方が中心というイメージをお持ちかもしれませんが、実際には若い方でもお腹の不調や胃の痛みなどの症状で検査を受けられる方が増えています。特に最近は、女性の大腸がんが増加傾向にあることから、予防的な検査を希望される若い女性の患者様も増えてきています。

安心・高精度な検査を実現する
経験豊富な専門医とAI技術のコラボレーション
内視鏡検査の重要性とは?
食道がん、胃がん、大腸がんなどの消化管がんは、初期段階では自覚症状がほとんど現れません。内視鏡検査は、そうした病気の早期発見・早期治療に非常に重要な役割を果たしています。
特に40歳以上の方は、症状がなくても定期的な検査をお勧めしています。若い方であればむやみに内視鏡検査を受ける必要はないと言えますが、腹痛や下痢・便秘などのお腹の不調が続く場合は別です。がんを含む様々な消化器疾患の可能性がありますので、一度ご相談いただければと思います。
内視鏡検査で大切にしていることは?

患者様の負担を最小限に抑えつつ、精度の高い検査となるように心がけています。必要に応じて鎮静剤を使用するほか、胃カメラ検査では経鼻内視鏡にも対応しています。また、検査中は内視鏡の経験豊富なスタッフが常に寄り添い、リラックスして検査を受けていただくための姿勢やコツをアドバイスいたします。
検査の迅速さも大切ですが、それ以上に見落としのない丁寧さも重要です。患者様の苦痛とならないように注意しつつも、時間をかけるべきところはしっかりとかける。この2つのバランスは常に意識しています。
AI画像診断支援システムについての考えは?
当クリニックでは、富士フイルム社製の内視鏡画像診断支援システム「CAD EYE」を導入しています。病変が疑われる部分をリアルタイムで検出してくれるため、ポリープなどの病変の見落としを防ぐための補助ツールとして活用しています。特に大腸の内壁は凹凸が多いため、微細な病変を見逃すリスクがあるのですが、AI支援によってそのリスクを大きく抑えることができます。
ただし、現時点ではAIはあくまでも支援ツールという位置づけです。最終的には医師による鑑別が必要ですので、その点は内視鏡専門医としてしっかりと診断を行います。

充実した設備と確かな技術で叶える
苦痛の少ない内視鏡検査
内視鏡が怖い・不安な方へ向けた取り組みは?

内視鏡にこだわらず、できるだけ負担の少ない検査を選ぶことを意識しています。まずは患者様の症状をじっくりとお伺いし、内視鏡検査の必要性を含めて丁寧にご相談させていただきます。不必要な検査をご提案することはありません。
それでもなお内視鏡検査が必要となった場合は、専門医として責任をもって検査を担当いたします。検査時のつらさは可能な限り抑えますので、安心して検査に臨んでほしいです。私以外にも内視鏡経験豊富なスタッフがおりますので、気になることがあればお気軽にお尋ねください。
検査の苦痛緩和のためにしていることは?
基本的なところでは、胃カメラ・大腸カメラ検査ともに鎮静剤の使用が可能です。患者様の体調に合わせて量を調整しますので、検査後もスムーズにお目覚めいただけます。
また、胃カメラ検査では経鼻内視鏡を導入しておりますので、口からのスコープ挿入に比べて格段に苦しさを軽減できます。さらに大腸カメラ検査時の送気用に炭酸ガス送気装置を導入しており、検査後の腹部膨満感や不快感を大きく軽減できます。
検査ベッドもタカラベルモント製のクッション性の高いものを導入しています。寝心地抜群ですので、検査中も快適にお過ごしいただけるかと思います。

快適な検査のためのこだわり空間を整備
検診から精密検査までの一貫対応も可能
大腸カメラの前処置(下剤)は院内でもできる?

もちろんです。快適な座り心地のソファーとクッションを備えた専用の検査準備室を2つ設けています。待合室から離れた場所にあり、準備室のすぐ近くには専用トイレもありますので、安心して前処置を行えます。
また、検査時の移動の負担を最小限に抑えられるように、院内の動線設計にも工夫を凝らしています。準備室と検査室、リカバリールームは最短距離で結ばれており、一般外来の患者様との動線も完全に分けてあります。他の患者様の目を気にせず、リラックスしてお過ごしください。なお、準備室の隣には専用のパウダールームもご用意しておりますので、検査後のメイク直しにご利用ください。
がん検診との連携については?
当クリニックでは、豊中市の実施する各種がん検診に対応しています。検診で気になる所見が見つかった場合は、その場でより詳しい検査を行うことが可能です。「検診で引っかかったから、後日また別のクリニックで検査…」といった手間は必要ありません。
検診から精密検査まで、広く対応できるのが当クリニックの特徴の1つです。自由診療での健康診断も実施しておりますので、こちらもお気軽にご相談ください。

内科・消化器内科の専門性を活かした総合診療
気軽に相談できる、かかりつけ医を目指して
サイトをご覧の患者様にメッセージをお願いします

クリニック名を「内科・消化器内科クリニック」としているのは、「内視鏡に限らず、広く健康相談をしてほしい」という想いからです。些細な症状でも結構ですので、まずはお気軽に相談にいらしてください。
なお、消化器疾患の症状は特有のものではなく、例えば腹痛の原因が消化器とはまったく無関係の臓器の異常であることもあります。当クリニックは内科全般を広く診ておりますので、「どの診療科を受診したら良いかわからない」という場合も、ご遠慮なくお越しいただければと思います。