問診・診察
まずは症状の詳しい経過や生活習慣についてお伺いします。下痢や便秘の性質、頻度、その他の症状の有無などをできるだけ具体的にお聞きします。また、お腹を触診して圧痛の有無なども確認します。
便秘や下痢
下痢や便秘のように、正常な排便がされていない状態のことを「便通異常」と言います。これは消化管の運動機能や水分の吸収・分泌のバランスが乱れることで発生します。食生活の乱れ、ストレス、運動不足などの生活習慣が関係して一時的に生じていることが多いですが、様々な消化器疾患の症状として現れることもあります。
特に症状が長期間続く場合や、発熱・嘔吐を伴う、便に血が混じるなどの異常がある場合には、豊中市・庄内・服部天神・三国から通院しやすい庄内駅前しんかい内科・消化器内科クリニックへお早めにご相談ください。
腸内の栄養成分が過剰になることで水分吸収が妨げられて起こる下痢です。暴飲暴食や食べ合わせの悪さなどが主な原因となります。
食べたものを肛門に向かって押し流すための蠕動(ぜんどう)運動が、異常に亢進することで起こる下痢です。ストレスや自律神経の乱れが主な原因で、過敏性腸症候群(IBS) でよく見られます。
腸の粘膜に炎症が起きることで水分が過剰に分泌される下痢です。潰瘍性大腸炎やクローン病 、虚血性腸炎、感染性腸炎などで見られます。
消化器に異常がないにもかかわらず便秘症状が続く状態です。生活習慣の乱れやストレスが関係していることが多く、その原因によって以下のように分類されます。
便意を我慢することで、直腸の感受性が低下して起こる便秘です。若い女性や子供、寝たきりの高齢者に多く見られます。
腸管の一部が痙攣してしまうことで起こる便秘です。ストレスによる自律神経の乱れが主な原因となります。便秘を起こすタイプの過敏性腸症候群は、これに該当する場合があります。
腸の蠕動運動が低下することで、便の水分が吸収され過ぎて起こる便秘です。高齢者や運動不足の方に多く、下剤の長期使用でも起こることがあります。
大腸がんや大腸ポリープなどの器質的な病変により、物理的に腸管が狭くなることで起こる便秘です。大腸カメラ検査や腹部エコーによる原因の特定が必要です。
STEP1
まずは症状の詳しい経過や生活習慣についてお伺いします。下痢や便秘の性質、頻度、その他の症状の有無などをできるだけ具体的にお聞きします。また、お腹を触診して圧痛の有無なども確認します。
STEP2
状況に応じて、血液検査や便検査、腹部超音波検査(エコー検査)を行います。症状が長引く場合や器質的な病気が疑われる場合は、大腸カメラ検査による精密検査を行うことがあります。
STEP3
検査結果をもとに原因を特定し、適切な治療を開始します。症状や原因に応じて、投薬治療や生活習慣の改善をご提案します。ストレス関連の場合は、心身両面からのアプローチを行います。